将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」第3局が、2026年7月29日に北海道登別市の「祝いの宿 登別グランドホテル」で開幕しました。
本シリーズは、開幕戦を藤井聡太王位が制したものの、続く第2局を挑戦者の伊藤匠二冠が巻き返して取り返し、1勝1敗のタイで第3局を迎えました。七番勝負の中盤戦となる本局は、シリーズ全体の主導権をどちらが握るかを左右する大きな一戦です。
先手・藤井王位が選んだ戦型は「角換わり」
対局は定刻の午前9時に開始され、振り駒の結果、先手番は藤井聡太王位となりました。藤井王位が選択した戦型は、現代将棋の主力戦術である「角換わり」です。
後手の伊藤匠二冠も即座に応じ、序盤から両者の深い事前研究が垣間見えるテンポの早い着手が続きました。互いに細かな手順を吟味しながら前線へと駒を進めており、盤上には早くも緊迫した空気が漂っています。
名湯として知られる登別の地で、王位防衛を目指す藤井王位と、二冠目を手に勢いに乗る伊藤二冠の意地が正面からぶつかり合っています。
登別対局を彩る勝負メシとSNS上の将棋ファンの反応
タイトル戦の大きな見どころの一つが、対局中に両対局者が味わう「勝負メシ」や午前・午後のおやつです。
1日目の午前のおやつとして、藤井聡太王位は地元登別の名物である「豆腐だんご」を注文しました。素朴で優しい甘みが特徴の和スイーツで、長時間の長考に備える姿勢がうかがえます。
一方の伊藤匠二冠は、表面をパリッと香ばしく焦がした「バウムクーヘンブリュレ」を選択しました。対局開始早々から注目のスイーツが登場し、中継画面やWEBニュースを通じてファンの視線を集めています。
ライバル対決に沸くファンの期待
X(旧Twitter)などのSNS上では、対局開始直後から「#王位戦」や「#藤井聡太」といったキーワードがトレンド入りを果たしました。ファンからは以下のような声が多く寄せられています。
- 「1勝1敗で迎えた第3局だけに、初日から双方譲らない熱い展開になりそう」
- 「角換わりはお互いの研究が深いため、一瞬のスキが命取りになるスリリングな戦い」
- 「登別グランドホテルの勝負メシとおやつがどれも美味しそうで気になる」
叡王戦など過去のタイトル戦でも激闘を重ねてきた同世代のライバル同士であり、お互いの棋風や研究レベルを知り尽くしているからこそ生まれる高度な駆け引きに、高い関心が集まっています。
封じ手から2日目終盤戦へ!シリーズの行方を左右する攻防
対局は2日制で行われ、1日目の18時を迎えた時点で手番の対局者が「封じ手」を行い、翌日に指し継がれます。
「角換わり」の戦型は、中盤でのわずかな駒の配置や手順の前後がそのまま優劣に直結しやすい特徴を持ちます。1日目夕方の攻防から封じ手にかけて、どちらが主導権を握る構図を作り出せるかが大きな焦点です。
第3局の勝者が手にするアドバンテージ
全7局で争われる王位戦七番勝負において、1勝1敗からの第3局を制した棋士は2勝1敗と勝ち越し、シリーズ獲得へ向けて精神的にも優位に立ちます。
- 藤井聡太王位が勝利した場合: 王位防衛へ向け着実にリードを広げ、防衛ロードへの弾みをつける
- 伊藤匠二冠が勝利した場合: 勢いそのままに勝ち越し、初の王位奪取へ大きな一歩を踏み出す
対局の決着は7月30日の夕方から夜にかけて見込まれています。両者の精密な読みが交錯する最高峰の盤上ドラマから、最後まで目が離せません。
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